経営者メッセージ
証券コード:6924

伊藤義剛
ステークホルダーの皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御禮申し上げます。
わが國経済は、緊急事態宣言の解除後、「経済活動維持と感染癥拡大抑制の両立」の局面に移行し、景気は持ち直しの動きがみられましたが、設備投資や雇用環境の回復は動きが鈍く、先行きは依然として不透明な狀況となりました。
このような環境の中、當第2四半期においては、新型コロナウイルス感染癥拡大の影響で企業活動全體が制限を受け、當社グループにおいては在宅勤務や時差出勤などを実施し、生産性の維持、向上に取り組むとともに、WEB會議ツールを使った商品提案を行うなど、拡販に努めてまいりましたが、総じて厳しい狀況となりました。
照明事業は、國內では、國や地方自治體のリニューアル需要に対応したことで、トンネル器具などの売上高は増加しました。
一方、感染癥拡大の影響により、工場施設や商業施設において設備投資を控える動きが継続し、高天井用照明器具や投光器の売上高は減少となりました。
海外では、北米は堅調に推移したものの、東南アジア地域は感染癥の拡大防止のために企業活動が大きく制限され、伸び悩みました。
光?環境事業は、殺菌関連分野では、感染癥の拡大防止に貢獻するべく、紫外線殺菌技術を応用した新商品をリリースし、衛生環境の改善に向けた提案活動を推進したことにより、売上高は増加となりました。
また、情報機器分野では、情報表示裝置関連で前年同期を上回る件名納入があった他、災害時に備えたインフラ整備の需要に対し、無停電電源裝置の訴求を行ったことで、売上高は増加となりました。
これらの結果、當第2四半期の売上高は222億3400萬円、営業利益は1億2900萬円、経常利益は1億8500萬円、親會社株主に帰屬する四半期純利益は8900萬円となりました。
當社グループは今後も「光テクノロジーを通して豊かな社會と環境を創造する」という企業理念のもと、これまで培ってきた光技術と関連技術の融合を図り、獨自性のある商品提供と、周辺事業を含めたトータルソリューションビジネスの展開を推進してまいります。
ステークホルダーの皆様におかれましては、今後とも一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2020年12月